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長篇小説(国内篇)

マヒバ氏の商売

サンクスギビングデイ

さらば愛しき猫よ

オール・シングス・ナイス

 ロジャー ロジャーから一言。
ここに集めたのは俺が日本で出会った物語だ。と言っても、君の知ってる日本とは少しばかり違ってるかもしれない。時空の歪みか、髑髏の業か。俺が関わると物事が当たり前に進まない。まあ、それも面白いだろう。君が知ってる日本とは少し違った日本で起こった不思議な出来事を語ろう。怪奇と幻想の物語だ。

マヒバ氏の商売

アビシニアン  マヒバ氏のレストランは変なレストランだ。メニューには白鳥のスープやワニのサラダ、ハヤブサの目の蒸し物が並んでいる。マヒバ氏のポリシーで、料理を残す客はお断り、猫嫌い絶対お断り。壁には猫のポートレートがずらりと並び、常にオーナーの愛猫が店内を巡回パトロールして気に入らない客を追い出す。レストランの名前は「猫肉屋」高い時給に魅かれて、仁はこの奇妙なレストランで働き始めた。愛猫家と動物好きが集まって、「猫肉屋」は繁盛していた。仁は毎日楽しく働いていたが、ある日、閉店後に忘れ物をして店に戻ったことから、思いもよらない運命に出会う。
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サンクスギビングデイ

サンクスギビング  仕切屋の弘毅、サッカー選手の直志、優等生の昴、料理好きの大介は、近づく高校受験を心配しながらも、中学生活の最後の一年を楽しんでいた。ある日、大介は自分がフランスへの国費留学生に選ばれたことを知って仰天する。マルセイユ風魚介スープの味には自信がある。だが、学業成績となると超低空飛行の俺がなぜ?そして、大介が選ばれたことを知った親や教師や周囲の大人たちは恐怖とも悲しみともつかない奇妙な態度を示す。翌日、登校中の大介を付けまわす暗い影があった。
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さらば愛しき猫よ

  夏目銀之丞は国家公務員である。通称、猫役人。世界に冠たる猫愛好国である日本国で、徳川綱吉公以来連綿と守られている生類憐みの令にしたがって、猫の保護と福祉に日々まい進している。ある日、とんでもない大事件が起きた。一匹の雄の三毛猫が誘拐され、身代金の要求が届いたのだ。猫のプロである銀之丞は、捜査のプロである森刑事と共に被害猫の保護と犯人逮捕に尽力する。猫と犬の共同作戦である。一方、銀之丞の姪、捕物帳好きのコリーンとその愛犬、柴犬の金四郎は、張り切って捜査の「お手伝い」を申し出る。銀之丞は猫を無事に保護できるのか、犯人は誰か、そして猫誘拐事件の裏にあった大きな秘密とは? 
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オール・シングス・ナイス


  登は決心した。なんとしても正社員として就職するのだ。
会社を二分する派閥抗争、創業のワンマン会長に消された部長、暗躍する謎の女スパイ、上昇志向の元愛人、寝袋担いだ求職者、野心に燃える契約社員、役者崩れの悪だくみ・・・
スリルとサスペンス溢れる、なんでもありの、就職ドタバタロマンチックコメディ。
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